本は寒がり

本を読むのが好きですが、好きなことを綴っていきます。

95万円の車椅子ってどうなんだろう

WHILLという会社のCEO杉江さんが「今までにない新しい車いすを開発したい」と、考えるようになったのは一人の足の不自由な若者との出会から。
杉江さんが、健常者なら気にも留めない数センチの段差を、既存の電動車いすでは乗り越えられない事実を知ったのは5年前だそうです。
自動車のデザイナー出身で、発展途上国でのボランティアを体験し、次の人生を模索していたところだったらしいです。
そんな時、車いすを使っている人にとって、まさに足とも言える「車いす」は、決して使い勝手が良いものではない現実を知ったとの事。
やっとこの頃、ほとんどの駅や公共施設、病院などはスロープが付きました。
洋式トイレの数も増え、何より駅で電車に乗る時は、依頼をすれば駅員さんがホームと電車の隙間を板で渡してくれます。
もちろん、降りる駅にも連絡がしてあり、また電車とホームの間に板が用意されます。
この車椅子の記事には、段差や傾斜など物理的な要因とは別に「車いすに乗ることが、病人みたいでカッコ悪いと思われる恐怖心がある。」とあります。
それは、本当でしょうか?
私自身、障害者ですが、そんな事は思いません。
自分の行動範囲を広げるためには、乗らなければ出かけられないし、今はそんな奇異な物を見るような目で車椅子を見る人は少ないと思います。
ただ、優れた機能を持つ「車いす」を開発して頂くことはありがたいです。
「健常者も乗ってみたいと思うカッコよくクールな車いす」だそうですが、ゴメンナサイ、これは許せません。
障害のある人間のために開発した人の言葉とは思えません!
車椅子に乗る必要の無い人に“乗ってみられたら”、たまったものではありません。
ただ、非常に機能は優れていて予約の50台は売約済みとの事ですから、これから生産台数が増えて、価格が下がってくれれば良いですね。
自由に動き回れるなら95万は高いですが、買うかもしれませんし、何はともあれ、開発者には感謝いたします。